小麦粉、米粉の選び方

フランスおよびベルギーに住んで丸17年以上になりますが、日本と食材の表示が異なって困ることがまだあります。

私の経験に基づいて思うことを書きたいと思います。

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こちらの小麦粉の袋には、T45、T55、T65などといった表示があります。もっと大きい数字では180などといったものもあります。日本でいう薄力粉、中力粉、強力粉に何があたるのか、渡仏後すぐにはT45が薄力粉、55が中力粉、65が強力粉という記事をよく見かけました。私も以前はそのように使い分けていました。でもフランスでの分類は灰分の数値で分けているため若干異なります。実際にはお菓子作りに45でも55でも65でも使用は可能です。

それからベルギーに引っ越してみたらこの表記があまりされていないことがあり、では何で選ぼうかと思ったところ日本のようにタンパク質で選ぶ方法を見つけました。

Protéinesとなっているところの数値に注目☆

表示は100gあたりどのくらいのたんぱく質が入っているか、ということです。11以上なら強力粉として使用できます。もしお菓子作りに使用の場合はサクサクやふんわりになりづらい可能性があるので10より下のものを使うとよいです。

この写真では100g中12g入っています。上にT45と書かれていますが、このたんぱく質の量であれば強力粉に分類されます。パンを焼きたい場合は11以上の表示が出ている小麦粉を買えば美味しいパンが焼けます。この袋はピザ用でモチモチになる小麦粉で、使用頻度が高いです。

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小麦粉はかなり慣れてきた私ですが、米粉でパンを焼きたいと前から思っていて、同じように表示でわけることができるかどうか探していたらアミロースの量で分かれるということがわかりました。残念ながらパン用米粉とか日本のように親切になっておりませんのでね。

パンに向く米粉はアミロースが15~25%(カテゴリー2)で、お菓子用は15%以下(カテゴリー1)、麺を打つ場合は20%以上ならうどん向き、25%以上(カテゴリー3)ならのびる麺やパスタに向くそうです。

しかし問題が。。。フランスで米粉の袋をいろんなお店で見ていますが一向に成分表記がないのです。あってもアミロースはなく、選べない!アジア食品店で手に入るうるち米の粉にもありませんでした。米粉で美味しいパンやお菓子を焼くにはまだまだハードルが高そうです。

メロンパン
日々の事食べたいなら作るしかない

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